松葉エキスの効果・効用

6 月 9th, 2009

【効果・効用】
抗がん作用やコレステロール低下作用が知られる葉緑素(クロロフィル)、血管壁を強くするケルセチンをはじめ、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンK、カルシウム、鉄などが含まれています。

 民間療法では、中風(脳卒中)の予防や治療によい、血液をきれいにして血圧を下げる、血行を促進して冷え症、不眠、食欲不振、神経痛、リウマチなどを改善するなどといわれています。最近では、タバコのニコチンを体外へ排出するという作用も報告されています。

【利用法】
松葉エキスを錠剤や丸薬にしたもの、松葉エキス入りのガム、キャンディなどが市販されています。生の松葉からエキスを取るときは、新しく伸びた黒松や赤松の若葉を摘み、きれいに洗って利用します。細かく刻んですり鉢ですりつぶし、弱火にかけると、精油が浸出してきます。これを搾り取って服用します。ごく新鮮なものなら、生のままの松葉汁を飲むこともできます。

 不老長寿を保つといわれる松葉酒も、松葉150~200gをグラニュー糖50~100g、ホワイトリカー1ℓとともに密閉容器に入れて3か月くらい熟成するだけで、簡単にできます。盃に1杯ずつ1日3回飲むか、寝る前に盃1、2杯ずつ飲むのが最適です。ヤニの匂いが気になるときはハチミツなどを少量加えます。

スクワレンの効果・効用

6 月 3rd, 2009

【効果・効用】
スクワレンは、人間の皮脂中やオリーブ油などにも存在する油脂で、新陳代謝を促す働きが知られています。また、酸素と結びつきやすい高純度の不飽和炭化水素であることから、体内で酸素をとり込み、各細胞へ酸素を積極的に供給する働きをするのではないかとも考えられています。さらに、スクワレンの大きな特徴として、表皮細胞への浸潤性、浸透性に優れていることも
あげられます。

 これらのことから、各臓器の機能を活性化する効果が期待され、特に肝臓病に対して有効であるとされています。日や腸壁の潰瘍、炎症の改善、美肌保持に役立つことも報告されています。まだ科学的に承認されているわけではありませんが、抗がん作用があるとして注目されています。

【利用法】
健康食品として製品化されているのは、深海ザメから採取した天然の肝油を減圧蒸留によって精製したものです。
 スクワレンは不安定で酸化しやすいため、ほとんどはカプセルあるいは錠剤の形で市販されています。健康食品のほか、スクワレンは、栄養クリーム、口紅、ファンデーションなどの化粧品にも、保湿成分として配合されています。化粧品に便われているのは、スクワレンに水素を添加して安定させたもので、スクワランと称されます。軟膏、座薬などの医薬品にも使われています。

カンゾウの効果・効用

5 月 26th, 2009

【効果・効用】
最もポピュラーな漢方生薬の一つで、健胃、胃腸の消化・吸収促進、胃痛緩和、潰瘍改善、肝臓保護、鎮咳、去痰、咽喉炎や口内炎の痛みの緩和、痔の改善など多くの薬効が知られています。

 また、「百薬を調和する」「百薬の毒を解す」として、漢方では作用の激しい薬物を処方するときに、その強烈な薬理作用や刺激性をやわらげる目的で、昔からカンゾウを配合してきましたが、近年の研究で主成分の甘味成分グリチルリチンに薬物に対する解毒作用があることが明らかになっています。解毒作用は、食中毒、フグ毒、ヘビ毒、細菌性の毒(トキシン)などに対しても発揮されます。

 ダリチルリチンは、抗がん作用があるのではないかとも期待されています。

【利用法】
 長くまっすぐで、皮が薄く、甘みの強いものが良質とされます。スライスしたものも出回っています。
 胃腸病、のどの痛み、咳、痰などには、煎じて飲用します。常用する場合は、カンゾウの使用量は1日3~6gとします。
 痔や外陰炎には、外用が効果的です。煎じ液で洗浄し、温湿布します。

サンソウニンの効果・効用

5 月 15th, 2009

【効果・効用】
リノール酸、ミリスチン酸、パルチミン酸、ステアリン酸、ペヘン酸、ストテリンといった各種脂肪酸、たんばく質、サポニン配糖体などが含まれています。

薬効としては、中枢神経を抑制する作用、鎮静・催眠作用、持続的な血圧降下作用などが知られています。ただし、炒って抽成分を揮発させると、気持ちを落ちつかせる作用はなくなり、逆に神経を興奮させる作用を持つようになります。

【利用法】
乾燥させた種子が漢方薬局で入手できます。大粒で赤みを帯びた楕円形のものが良品です。不眠(特に心因性の不眠)、ノイローゼ、神経衰弱、鎮静、ストレス、動悸、自律神経の興奮によるのどや口の渇き、消耗性疾患による脱水、疲れやすいなどの症状があるときは、乾燥種子をそのまま3カップほどの水で半量になるまで煎じ、お茶代わりに飲みます。
特に不安感が強くて眠れないときは、就寝前に温めて飲むと効果的です。

 消化不良や寝汗などには、乾燥種子を炒ってから同様に煎じて服用します。

三七人参の効果・効用

4 月 29th, 2009

【効果・効用】
数種のジンセノシド、パナキシノール、β-シトステロールなどが含まれており、これらの成分が複合的に作用して、局所の血管
を収縮し、出血時間を短縮することがわかっています。昔から潰瘍や外傷の止血、鎮痛に用いられていますが、体験的に得た薬効が科学的に裏づけられたといえます。

 また、中国の研究で、田七ケトンという特殊成分も発見されています。田七ケトンには、心臓の冠状動脈の血液量を増加させ、同時に心筋の酸素消費量を減少させて、心臓の負担を軽減する、血液中の脂質量やコレステロールを減少させるなどの
作用が認められています。このことから、中国では、狭心症、心筋梗塞、動脈疾患などの治療にも用いています。

 日本での三七人参の薬効についての研究も盛んで、皮膚がん、肺がん、肝臓がんを抑制する効果が発表されています。

【利用法】
健康食品として、根を乾燥させたもの、それをさらに粉末状にしたものなどが市販されています。
乾燥品は、煎じて服用します。使用量の目安は、1日3~9gです。粉末は、1日1.5~3g(最多量5~6g)をオブラートなどで包んで服用したり、お湯に溶かして飲んだりします。

スッポンエキスの効果・効用

4 月 25th, 2009

【効果・効用】
必須アミノ酸組成のよいたんばく質が豊富に含まれています。スッボンは古くから強壮・強精食品として知られていますが、その効果はこの良質のたんばく質の働きによるのではないかと考えられています。

 たんばく質に加え、骨の強化や精神の安定に欠かせないカルシウム、造血作用のある鉄やビタミンB群(B1、B2、B6、B12、葉酸、パントテン酸)、コレステロールを減らす不飽和脂肪酸のリノール酸などもバランスよく含まれています。

 このことから、骨粗鬆症予防、イライラやストレスの緩和、貧血改善、動脈硬化予防、疲労回復、病後の体力回復、虚弱体質改善などの効果も期待できます。

 漢方では、気力・血液を増加させる働きがあるとして、血液が滞って起こる腰痛や女性の帯下、生理不順、更年期障害、老化予防にも用いています。

【利用法】
健康食品として、エキスの乾燥粉末、丸ごと粉末にしたもの、顆粒、錠剤、カプセル、ドリンク剤などが市販されています。
料理には、肉やスープの缶詰を使うと便利です。

スッポン雑炊
缶詰のスッポンの肉を食べやすい大きさに切ってスープとともに鍋に入れ、強火にかけます。煮立ったらネギとショウガのぶつ切りを加え、弱火にして30分ほど煮ます。洗った米を加えてさらに弱火で40~50分コトコトと煮、塩、こしょうで味を調えます。強精、疲労回復、婦人病などに効果的です。