ハトムギの効果・効用

11月 27th, 2009

たんばく質、ビタミンB1ビタミンB2、鉄、カルシウム、カリウム、食物繊維などのほか、腫瘍を抑制し、皮膚の角質層の新陳代
謝を高めるコイックセノリドという成分が含まれています。

ハトムギはイボ取りの薬として有名ですが、イボは皮膚の角質層にできる一種の良性腫瘍です。外用するふつうのイボ取りの薬と違って、内服で効果があるのは、コイックセノリドの腫瘍抑制作用によると考えられます。

また、肌あれ、にきび、吹き出物、シミ、ソバカスといった肌のトラブルを改善し、潤いのある美しい肌にするという効果も、代謝を促進するというコイックセノリドの作用によるところが大きいと考えられます。アミノ酸組成のよいハトムギのたんばく質も、新陳代謝を活発にし、美肌づくりにひと役かってくれます。

そのほか、有効成分はまだ解明されていませんが、ハトムギにはからだの中の余分な水分を取り除く利尿作用もあり、むくみ、水太りタイプの肥満、関節に水がたまりやすい症状、膀胱炎などに効果が期待できます。神経痛やリウマチのこわばりを治す、食欲を増進する、消化を助ける、胃を丈夫にする、下痢や便秘を改善するなどの効用も知られています。

【利用法】
殻つきのものと脱穀したものがあります。また、健康食品としてできるティーバッグ入りハトムギ茶、レトルトのお粥、製粉してビスケットせんべいにしたもの、キャンディなども市販されています。

殻つきは、お茶として利用します。ハトムギ1/2カップを空妙りしてから、水3カップを加えて30分ほど煎じ、これを1日数回に分けて飲みます。シミ、ソバカスなどに効果があります。

脱穀したものは、薬膳料理に利用します。お粥にする場合は、一晩水に浸けてふやかしながらクセを取り、6~7倍の水で3~4時間コトコトと煮ます。ハトムギ飯は、同様に吸水させてから、ハトムギ1に対して水2.5の水加減で、米を炊くときと同じ要領で炊きます。

ハトムギだけのお粥やごはんが食べにくいようなら、米を混ぜて炊き上げてもよいでしょう。常食すると、肌のトラブル改善、
イボ取りなどの効果が期待できます。水太りタイプの人、むくみっぼい人は、アズキを混ぜて炊き上げると、さらに効果的です。
そのほか、スープにしたり、鶏肉の煮込みに加えるなどの調理法もあります。

ハトムギ糖は、ハトムギを粉砕し、酵素の力を借りて液化、糖化したもので、砂糖の代わりにコーヒーや紅茶に入れたり、パ
ンにつけて食べたりします。

マイタケエキスの効果・効用

10月 19th, 2009

マイタケは、たんばく質、糖質、ビタミンB1ビタミンB2、体内でビタミンDに変わるエルゴステリン、鉄、リン、カリウム、亜鉛、食物繊維などを含む低エネルギーでヘルシーな食品です。これらの成分の働きにより、肥満を解消する、血中のコレステロールや中性脂肪を減少させる、血圧や血糖値をコントロールする、消化器系のがんを防ぐなどの効用が期待できます。

そのほか、うまみ成分としてグルタミン酸、アスパラギン酸などのアミノ酸、多糖類のβ-グルカンなどが含まれています。

β-グルカンは、キノコ類一般に含まれている抗がん成分です。からだの抵抗力を高め、細菌やウイルスに対する抵抗力を強めることから、HIV(エイズ)の治療にも効果があるのではないかと考えられています。

さらに、マイタケ特有の成分として、D-フランクションが含まれています。

D-フランクシヨンは、独自の分子結合の糖たんばくで、β-グルカンに勝る強力ながん抑制効果があるとされ、臨床実験でもがん組織の縮小が確認されています。

なお、D-フランクションは水溶性のため、生のマイタケから摂取しようとしても、調理の過程で煮汁などに成分が逃げてしまい、思うように摂取することができません。その点、マイタケエキスなら、D-フランクションが効率的に摂取できます。

【利用法】
健康食品として、マイタケからD-フランクションをはじめとする有効成分を抽出、濃縮したエキスを粉末、錠剤、カプセルなど
にしたものが市販されています。ビタミンCを配合したものなどいろいろな種類がありますから、表示をよく確かめて自分に合ったものを選びましょう。

また、繊維質がやわらかく、味、香り、歯切れのよさと三拍子そろった生のマイタケは、秋田名物のきりたんば鍋には比内鶏とともに欠かせない食材として有名ですが、健康に役立つ成分もたくさん含まれています。

調理による損失はあるものの、継続して食べればD-フランクションの効果も期待できます。煮もの、あえもの、鍋もの、揚げもの、妙めもの、吸いものと調理法を工夫し、積極的に食卓にのせるようにしたいものです。

採取したマイタケを裂いて天日乾燥させた乾燥品は、生のものよりいちだんと香りが強く、きのこごほんなどに最適です。生も乾燥品も、使う前に少し天日に当てると、ビタミンD効果がアップします。

マローエキスの効果・効用

9月 2nd, 2009

【効果・効用】
細胞膜や脳・神経組織の成分となるリンたんばく質やリン脂質、細胞を活性化するコラーゲンやコンドロイチン、神経を静穏にす
るカルシウム、増血効果のある鉄や銅、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンDなどが含まれています。

これらの成分の働きにより、脳の働きをよくする、肌を生き生きさせる、目の疲れを防ぐ、イライラを鎮める、貧血を予防・改善するなどの効果が期待できます。そのほか、血中コレステロールを下げる働きもあるとされ、動脈硬化や高血圧の予防にも役立ちます。

【利用法】
牛や豚の骨髄から取った濃縮エキスを錠剤、カプセルなどにしたものが健康食品として市販されています。また、マローエキ
スを配合したクッキーなども製品化されています。

牛や豚の骨つき肉、鶏ガラなどを購入してスープストックや煮込みを作るときは、コトコトと時間をかけて煮るようにすると、骨髄からエキスがじっくり浸出し、効果的です。スープストックは、冷凍しておくこともできます。

スピルリナの効果・効用

7月 14th, 2009

【効果・効用】
成分の50%以上が良質のたんばく質で、β-カロテン、ビタミンB群、鉄、亜鉛、カルシウム、マグネシウムなども含まれていま
す。乾燥粉末100g中のたんばく質量は大豆の約2倍、β-カロテンはホウレンソウの50倍以上、ビタミンB1の含有率も植物性食品では唯一レバーを上回ります。

 また、コレステロール低下作用や抗がん作用が知られる葉緑素(クロロフィル)、フィコシアニンという吸収のよい抗酸化物、マウス実験で発がんを抑制することが判明した色素成分のゼロキサンチンといった成分も含まれています。

 消化を妨げる細胞壁がないために一般の食品より消化・吸収がよいこと、低カロリーであることなども、スピルリナの特徴としてあげられます。

 これらのことから、がん、消化器疾患、肝臓病、腎臓病、糖尿病、高脂血症、貧血、眼精疲労、視力低下、白内障、肥満などに有効とされます。 もちろん、ダイエット中の人、外食が多くて緑黄色野菜が不足しがちな人の栄養補給にも効果的です。

【利用法】
乾燥粉末を粒状、顆粒状、エキス剤などに加工したものが健康食品として市販されています。フェオホルバイドの含量規制などをきちんと守った有名メーカーの製品、成分表示がきちんとされている製品を選ぶとよいでしょう。

サフラワーの効果・効用

7月 8th, 2009

【効果・効用】
サフラワーの花には、黄色色素のサクロールイエロー、紅色色素のカルタミン、リグランなどの成分が含まれています。
薬効としては、血液をきれいにし、循環をスムーズにする作用が古くから知られています。漢方では、骨盤内に滞留した〝気″と血のめぐりをよくする浄血剤として用いられており、特に生理痛、生理不順、貧血、冷え症、更年期障害など女性特有の症状、女性に多い症状の改善に有効としています。

 また、動物実験により、長時間にわたって血圧を下げたり、冠状動脈や末梢血管を拡張して血液の流れをよくする作用があることも報告されています。このことから、高血圧や動脈硬化の改善、狭心痛の壌和などの効果も期待できます。

 なお、薬には、がんや心筋梗塞を予防する抗酸化物のフラボノイドが含まれています。サフラワー油(べこバナ油) の原料になる種子には、必須脂肪酸のリノール酸やビタミンEが豊富に含まれています。

【利用法】
漢方薬局では、管状花を乾燥させたものが「紅花(コウカ)」という生薬名で売られています。鮮紅色のものが新しく、良品です。
生薬としての乾燥花の常用量は、1日2~8g、多くても15gを限度とします。

 利用法としては、小さじ1杯ほどの乾燥花に熱湯を注ぎ、お茶代わりに飲むのが最も手軽です。もちろん、煎じて飲んでもかまいません。

 また、乾燥花50gとホワイトリカー11ℓを容器に入れ、2カ月ほど冷暗所に置いておくと、ルビーのような美しい紅色の薬酒ができます。好みで砂糖やレモンを加えてつくってもよいでしょう。花を入れたまま1日に盃1~2杯ずつ飲んだり、湯や水で割って飲んだりします。

コンフリーの効果・効用

7月 6th, 2009

【効果・効用】
緑の葉っぱを持つ葉緑素食品の一つです。春から秋にかけての若葉には、ビタミンA (β-カロテン)、ビタミンB群 (B1、B2、B6、B12)、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、鉄など、多彩なビタミン、ミネラルが含まれています。なかでも、悪性貧血に有効なビタミンB12が、植物では例外的に豊富に含まれているところが特徴といえます。

 また、コンフリーの葉の細かい毛状の部分には、葉緑素(クロロフィル) の一成分である有機ゲルマニウムもたっぷり含まれています。有機ゲルマニウムは、酸素を体内にくまなく送り届けるために欠かせない元素で、肺がん、胃潰瘍、心筋梗塞、脳卒中、小児ぜんそく、てんかんなどの改善効果が期待できます。

【利用法】
健康食品として粉末、顆粒、濃縮液など、また野菜として生のコンフリーも市販されています。
 生が入手できたときは、ゆでてあえものにしたり、てんぷらや妙めものにしたり、青汁として飲んだりします。青汁にする場合の1回の適正摂取量は、菓6枚程度です。飲みにくいときは、ほかの野菜や果物、ハチミツなどといっしょにジユーサーにかけてジュースにするとよいでしょう。